

元々、この事業自体は、私がサイバーエージェントの一社員だったときに会社へ提案したのが設立のきっかけです。ちょうど昨年の今頃からアメリカではゲーム内広告への感心が高まっており、その大きなきっかけがマイクロソフト社によるMassive社の買収でした。これは日本のメディアでも大きく報じられ、ここで「これは一つの波が来そうだな」と感じておりました。
アメリカでは他にもゲーム内広告を扱う大きな会社が幾つかあるのですが、その後もそうした会社が大きなゲーム会社と提携したりとか、アメリカのマーケットはかなり動いておりました。そういう動きが海の向こうで起こっているなか、そもそも日本はゲーム大国なので、これは日本においても、そうした動きがやってくるのではないかと思い、すぐに準備に取り掛かり、昨年の9月に会社を設立した、というところですね。

現段階では「やれるんだったらやってみたい」というのが正直なところだと思います。ただやはり、特にオンラインゲームに関しては、収益モデルが月額固定課金から、ベースは無料でアイテム課金という流れになってきたなかで、新しい収益の一つとして「広告モデル」を検討されているメーカーさんやパブリッシャーさんも、当然いらっしゃいます。ここは、一概に言えず、ゲーム会社さんによって、かなり反応は変わってきますね。そもそも、今まで実際に広告を取れてきているケースは少ないですし、そういう意味で「やれるんだったらやってみたい」というのが、彼らの本音でしょうね。
主に、広告主さんへお伺いして、ゲーム内広告のご提案をさせて頂くパターンと、ゲーム会社さんに伺って、共同で商品開発の提案をさせて頂く場合が多いですね。後者については、「こういうお客さんがいて、こういうニーズがありますが、ご一緒できませんか?」と。これらの活動を3名のスタッフが行なっておりますね。会社全体としては、クリエイティブスタッフを含め10名程度の組織ですが。
これは難しいですが、ある程度、ブランド力がある商品の場合、ユーザがゲームをプレイしている最中に広告が出てきたら、非常にインパクトが強いかなとは思いますね。有名なブランドがゲームの中に出てくるのは、ユーザーにとってすごく斬新な体験だと思いますので、それ自体が既存の認知をうまく利用した強烈な効果を生み出せると思います。ただ、これはPCベースだとそういう話になりますが、例えばモバイルの場合は、モバイルの一番の優位性である携帯性を活用して、リピートを上げていく仕組みやCRM的なものを、モバイルのゲームサイトを使って構築していくことも出来る。企業の抱えるニーズと我々が適用できるデバイスのコンタクトポイントの接点によって、様々なマッチングが可能になってくると思います。

実例としては両方だと思いますね。ただ、どちらが適しているかといえば、ロイヤリティを高める施策としての活用が、現段階では良いと思われますね。例えば、広告を打ったことによりどれだけ購買に結びつくか、といったことではなかなか辛いメディアでしょうね。
セグメントされているところに、きちんとした訴求をするのが正しい使い方だと思います。そういう意味で、ロイヤリティを上げるメディアとしての活用がオススメですね。
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