特集:広告・マーケティング業界キーパーソン”リレー”インタビュー

パワーテクノロジー株式会社 取締役会長 中島正三氏

中島会長ご自身、独立・会社設立の経緯を教えていただけますか?

 元々、保険業界に籍をおいておりましたが、2002年の2月に独立しました。その後、VCに関与したり、金融業界の顧問などをしていましたが、自分がイニシアティブをとれる仕事がしたいと感じ、2003年4月に会社を設立しました。過去にVCに関与する中で、IT企業への投資が中心ですから、そうした企業に触れ合うことが多いわけですよ。当時はITへの興味はありませんでしたが、設備投資や開発コストがかかる事業もあれば、営業力重視の事業もある。さらにもう一つ「ノウハウ」がモノをいうビジネスもあるなと気付きました。

 前者は大企業やソフトウェアの開発会社。次は所謂、ウェブマーケティングの会社で、「ノウハウ系って言ったら何かな?」と探していた時に、「SEOビジネス」に触れる機会がありまして、これならば、ノウハウでやっていけるところが非常に大きいんじゃないかと思いました。事業を立ち上げる際に、少額投資で、ノウハウ中心のビジネスを作ることが、無駄な投資をせず「身の丈経営」ができると思っていましたから。

 当時、SEOは既に多くのIT企業が研究、サービス開始をしていましたが、何ら不安がありませんでした。私自身、基本的にどんな仕事もそうですが、最後発であることに何の抵抗感もなく、むしろ全ての事業は最後発で行こうと思っております。何でも一番最初、日本初というとインパクトもありますし、早めに出て市場を占有してしまえばいい、ということが主流だと思います。ただ、後発ならではの「良さ」もあります。「改善」に主眼を置いて事業が構築できるからです。ちょっと大袈裟ですが、例えばソニーにしても、テレビが世の中で普及しまくった後に、トリニトロンという新しい技術で一世を風靡したように・・・。元々、ソニー生命でソニー文化に触れていましたので、そういう発想が染みついているのかもしれませんが。ソニー生命自体も保険業界では最後発の部類ですから。

 ですから、「遅ればせながら」に参入することで、新しい切り口での展開、オペレーションや販売方法に於ける合理性の追求によって、「勝負になる!」と思ったのがSEOを取り組んだきっかけです。

ただ、2003年だと、そこまで最後発というわけでもないですよね?

 2003年ですと、大手事業会社による販売、個人での取組が主流だったと思います。当社は、設立は2003年4月ですが、きちんと売り出したのは2005年1月です。実は、約2年近く、ほぼ皆無に近いほどSEOを売っていなかったんです。その間は知り合いの会社のHPに対して、僕たちが机上の空論で培ってきた仮説をはめ込んでいく。その繰り返しでした。実は、このことが現在の当社の「クチコミ営業」の礎となっているのですが、大きな効果が生まれたことで、色々なお客さんを紹介して頂くという流れが出来ました。当時、受託サイトは数サイトで商売にもなっていませんでしたが、「このSEOで走ろうか」と。2005年1月のことです。

それが現状は?

 あれから約2年で上場企業のサイトを中心に200サイトまでになりましたね。(2007年1月現在)

今後はどんな事業展開をお考えですか?

 実は、「検索エンジンマーケティング」にこだわりがあるわけではありません。元々、企業向けに、不便を解決する商材、コストを圧縮するサービスを提供することに関心がありますので、そうしたことに注力していく予定です。当社は、大証ヘラクレスに上場している「プレステージ・インターナショナル」の玉上社長と一緒に設立した会社です。同社は、業務の不便を解決するという形で、「ビジネス・プロセス・アウトソーシング事業」を進めておりますが、僕自身は、自分の特性から、マーケティングのプロセスをアウトソーシングしてもらうような、マーケティングの不便を解決していきたい、便利にしていきたいということを仕事にしたいのです。簡単に言うと、「マーケティングモジュール開発会社」です。業務側のプレステージと、マーケティング側のパワーテクノロジーという風になっていけばいいなと思っております。

 ですから、SEO以外の様々なツールやソフトはこれからどんどんとリリースしていきますし、実際にもう2007年1~2月に、第一弾がリリースされる予定です。

それはどのような商品ですか?

 費用対効果がはっきりとわかる、そして低価格で使い勝手の良い解析ソフトを、これも最後発だと思うのですが、2月から売り出す予定です。すでに相当引き合いが来ており、SEO以上に売れると思ってます。

 価格レベルで言うと、代理店さん中心に売っていこうと思っておりますが、代理店さんには市場価格を破壊した形で提供します。今、世の中にあるアクセス解析ソフトで、特に費用対効果を中心にしているツールは、あることにありますが、それらの商品にはない機能、バージョンアップした状態で、激安価格で代理店さんに卸しますから、相当喜んで頂けると思います。

 具体的には、SEO解析では、キーワード順位がAPIのような不確実性がつきまとう情報ではなく、正しい順位を反映させますし、リファラーについても、URL表示の代わりに日本語表示も出て来る。またリスティングなども、「何件来ました」「コストいくら使いました」「1クリック単価いくら」「成約単価いくら」というのが、一目で分かるような商品です。こんなのソフトは今まで無かったのではないでしょうか?

お忙しいなかありがとうございました。

今月のキーパーソン
パワーテクノロジー株式会社 取締役会長 中島正三氏

 1970年1月24日生まれ。 国内系、外資系金融機関を経て独立。上場企業、外資系金融機関等 多数企業の顧問を務める。2003年4月当社設立。

2004年6月株式会社プレステージ・インターナショナル 取締役就任(現任・IR担当・非常勤)。2005年12月株式会社 PIキャピタル代表取締役就任(現任)。

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パワーテクノロジー株式会社 取締役会長 中島正三氏にご紹介頂いたキーパーソンは、株式会社シーエー・モバイル 常務執行役員 日下部 祐介氏です。

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