
株式会社セプテーニでは、今年1月より米サーチイグナイト社が提供するポートフォリオ型自動入札ツール「SearchIgnite」の本格導入を行い、日本市場での提供を開始した。そこで今回は同社SEM本部・本部長の加藤裕幸氏に、同ツールを活用するにあたってのポイントを伺った。
-先頃、御社で取り扱いをはじめられましたリスティング広告のポートフォリオ型自動入札ツール「SearchIgnite」について、まずこのツールがどういったツールかご説明頂けますか?
まず一言で申しますと、リスティング広告における自動入札ツールでございます。ご経験のある方はお分かりでしょうが入札を管理する際には、通常、管理画面にログインし、いろいろと手を動かす作業が発生しますが、それを自動的にやりましょう、というのが自動入札ツールです。
日本には自動入札ツールと呼ばれるツールが10程度複数存在しますが、そのなかでもこの「SearchIgnite」は"ポートフォリオ型"と呼んでおり、これが特徴的で、我々も売りにしております。その他順位指定入札機能や、自然検索からの効果測定機能などもあります。
-「ポートフォリオ型自動入札ツール」とは具体的にどのようなものですか?
キーワード単位ではなく、アカウントやグループ全体での最適化を行うものです。従来のツールはキーワード単位での最適化を行なうことはできました。例えばCPCが100円でCPAが5,000円だったとすると、CPAを2,500円、半分にするにはコンバージョンレートから逆算して出すのがCPAの最適化のロジックですなのですね。それに対して、ポートフォリオ型は、単なるCPAから逆算するものではなく、無数の任意のキーワードのポートフォリオを組んだ上で、「Aというキーワードにはこういった入札をして数を取りにいく」とか、「Bは単価を下げにいく」とか、こういったポートフォリオを組んだ上で入札管理をしていくものです。
具体的に言うと、キーワードが三つあるとします。順位が3通り、1位から3位まであったとして、その時の件数と費用はそれぞれ違うものが出てくるはずです。まずこういったデータを取得した上で、ポートフォリオというのは組み合わせを作るんですね。そして、システムのほうで組み合わせを作った上で最適なCPAになるものや最大の件数になるもの組み合わせを選んで管理する。これがポートフォリオというの概念になります。
キーワードが三つで順位が3通りであれば、それだけで3×3×3=27通りです。いま現在、キーワード数がを2~3万個登録していることはよくあり、多いもので10数十万を超えてくるケースもございますきます。例えば、キーワードが1,000とかを超えてくるものでもと、それだけで30数十兆通りの組み合わせができる計算になり,物理的に人の手による管理、計算はできません。ますので、そういったものを人の手でやっていたのであれば、通常の運用業務が全然追いつきません。こういう部分はシステムに任せて、その他のタイトル説明文の変更やリンク先のランディングページ等に人の頭を使っていくべきですし、これが今後のSEMの運用になってくると思いますね。

-実際にはそこまでうまく最適化ができるものなのでしょうか?
理論上はもちろんうまく行くはずですが、が、正直申しまして、日本ではまだまだ導入実績が少ない部分もございます状況です。ただ、このツールの提供元(米サーチイグナイト社)の米国では、かなりの実績と評価をいただいております。効果が出ておりまして、特に新聞系のメディアではコンバージョンの数も率も、すべてにおいて実績が出ております。もちろん、我々としても、そういった実績があったからこそ販売を始めるので、ツール自体のクオリティについては絶対的な自信を持っております。
-このツールを利用するにあたり、量的な力学はあるのですか?例えば、何ワード以上あった方が、ポートフォリオが機能しやすいなど。
そうですね。100ワード以上あれば十分にとかであればポートフォリオはを組みやすいですが、例えば、一つのワードであれば、もちろんポートフォリオは組み様がないです。それであれば、通常のポートフォリオ型でないCPAの入札ツール、もしくは手動で問題ないと思います。やはりこの「サーチイグナイト」のポートフォリオが機能するクライアント様としては、ある程度のキーワード数が多い方が向いています。そういう意味では、やはりご利用にあたり、向き不向きがあるツールですね。一定のツール費用もかかりますので、ある程度、リスティング広告にご予算を使っているクライアント様でないと、費用対効果も悪くなってしまうと思います。
-今までこうした入札の管理自体は御社のような専門の会社さんがやっていらっしゃったわけですが、このようなツールを導入することで、例えば御社自体の手間も省けるわけですよね?
そんなことはございません。全く手がかからなくなると言うわけではございません。お客様からも「楽になるはずなのに、こんな費用を取るのか?」と聞かれることもございます(笑) 。そうではなく、我々がすべきことは、このツールをうまく活かすためのに入札の戦略を明確に策定する必要があったりや、そうした戦略自体決めていく必要があるわけです。その他、ツールが正しく機能しているかといった監視する必要が合ったりします。役割もありまた、このツールがあることによって本来、戦略の立案やクリエイティブ提案など、広告代理店としてすべきことに、より時間と人手を割くことができるのは、クライアント様のメリットにつながることだと考えています。

-最後にメッセージをお願いいたします。
昨今は、我々のようなリスティング広告代理店の付加価値が見出しづらいという声も聞かれますが、我々のほうでも数百という企業様のリスティング広告を日々運用し、実績を積み重ねております。また、関連するテクノロジーも日々進化しています。お客様のご予算に対して最大の件数を取るためのリスティング広告戦略を、一度、代理店に相談いただきたいです。
「株式会社セプテーニ」URL
http://www.septeni.co.jp/
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