

数あるグルメサイトのなかでも、近年、ネットユーザーや食にこだわりを持つユーザーに注目されている、株式会社カカクコムが運営する「食べログ.com」。従来、グルメサイトといえば、店舗が集客を目的として、サイト運営者を通じ一般ユーザーに店舗情報やクーポンなどを提供するモデルが大半であったが、「食べログ.com」は“信頼できるレストラン選び”をコンセプトに運営されている。
現在、サイトオープンから約2年半で月間465万人(ユニークユーザー)が利用する規模まで成長したわけだが、今回、同社・食べログ.com運営責任者村上敦浩氏に、同サイトの人気の秘密と広告媒体としての魅力についてお話を伺った。
-まず「グルメサイト」として、御社の「食べログ.com」と他社のグルメサイトではどのような違いがありますでしょうか?
簡単にグルメサイトを二つに分類すると、「店舗発信型」と「ユーザー発信型」に分けられ、食べログ.comは「ユーザー発信型」にカテゴライズされます。まず、前者の「店舗発信型」サイトでは、店舗がPRのために掲載料金を払い、紹介テキストや写真などを用意して、それらの情報が基本的にはランキング付けされず並列に掲載されています。一方、「ユーザー発信型」である「食べログ.com」は、ユーザーがオススメする店舗を無料で掲載し、実際にレストランを利用したユーザーがレビューや写真を投稿、点数評価をつけます。その点数によってレストランをランキング化、本当に満足できるお店、失敗しないお店を浮き彫りにしています。
-「ユーザー発信型」サイトの利点は、どういったところにありますでしょうか?また、「ユーザー発信型」であることで苦労されることはありますか?
“信頼できるレストラン選び”というコンセプトにもある通り、実際にレストランを利用したユーザーの生の声が集約されているので、第三者の客観的な情報を基にしてお店選びができる点です。「店舗発信型」サイトでは、店舗から提供される情報が主体となるため、どのお店がおいしいのかを判断しにくく期待はずれのお店に当たることも多いですが、「食べログ.com」では、レビュー、評価点数、ランキングを判断材料に、満足できるお店を探せます。
情報量が豊富な点も、CGMならではの利点だと思います。現在、「食べログ.com」には全国47都道府県より約14万店舗の情報が蓄積されており、その多くはユーザーの登録によるものです。掲載店舗数が数万店と言われる「店舗発信型」サイトと比べても、この店舗数はかなり多いと言えます。また、投稿写真数も多く約27万枚の写真が投稿されています。レビュー1件ごとに30枚まで写真を投稿できるため、写真を参考にお店を選ぶことも可能です。このように店舗情報、レビュー、写真などの掲載情報量が多く、質も高いため、間違いのないレストラン選びが可能となります。
「ユーザー発信型」サイトを運営する際に避けられないことではあるのですが、レビュー内容や店舗データの削除依頼が店舗から寄せられることも時折あります。その際には、サイトの趣旨をきちんと説明してご納得頂くケースが多いですね。またサイト上にも「お店の絶対的評価ではありませんので、あくまでも一つの参考としてご活用ください。」といった断り書きも掲載しています。
-"情報の信頼性"ということを考えると、店舗側による一般ユーザーを騙った"やらせ"のような書き込みもあると思いますが、それに対しての対応策は?
「食べログ.com」での評価点数は、各レビュアーが付けた点数の単純平均ではなく「レビュアーの信頼性」、「有効参考票数」などにより決まります。つまり、それまで多くのレビューを投稿しているレビュアーや、有効参考票数を多く獲得したレビュアーの付けた点数の影響力が大きくなるよう独自のロジックで算出しています。
これはサイトの信頼性を守るために行っているもので、特定の店舗に対し組織的に多数の高評価を投票、点数を意図的に上げることを防止しています。例えば、あるレストランでは数十件のレビューが投稿され、そのほとんどが高い点数を付けています。しかし、高い評価をつけているレビュアーほど、そのお店にしか投稿していません。つまり、点数を意図的に上げるためにそのお店に投票していると考えられますが、「食べログ.com」では、過去のレビュー数が少ないレビュアーの評価は影響力が小さいため、点数には反映されていません。
このようにサイトの信頼性を守るために独自のロジックを設定しているので、「食べログ.com」で評価が高いレストランは、様々なお店を食べ歩いた多くのヘビーユーザーから、高い評価を得ているということになり、信頼度はかなり高いと思います。
-広告媒体として見た場合、どんな特徴がございますか?
現在「食べログ.com」では、広告メニューとしてタイアップ広告、エリアマッチ広告などを提供しています。特にタイアップ広告については、直接食に関連した企業様だけでなく、例えばカメラメーカー様からのご出稿も頂きました。これは、このサイトで写真の投稿もできることから、デジタルカメラのプロモーションでご活用頂いた例となります。
またユーザー層に関しては、富裕層にリーチが可能である、という特徴があります。食に対しこだわりが強く、食べ歩くことができるユーザーはある程度の経済的余裕があると考えられ、実際に「食べログ.com」では年収700万円以上のユーザーが全体の50%を占めています。年齢層も30代以上が85%と、経済的に余裕のある大人の方たちが主に利用するサイトであると言えます。そのため、富裕層向けの商品やサービスを提供されている企業様には、ぜひ一度、この媒体をご活用頂ければと思っています。
-最後にメッセージをお願いいたします。
「食べログ.com」は、“グルメについて何でも書いてください”というサイトではなく、“日本中のレストランをランキング化して探しやすくするために点数を付けてください”という目的を持ってサービスを提供しているサイトなので、これから口コミが集まれば集まるほど、サイトの信頼度や利便性も更に増していくと考えています。ですので、インターネットでレストラン探しをされる際には、是非「食べログ.com」にアクセスしてみてください。クーポンサイトへのリンクもありますので、クーポンの利用をご希望の方も最初に「食べログ.com」にアクセスして頂ければ信頼できる口コミ情報とクーポンを入手して、間違いのないお店選びができると思います。
-お忙しいなかありがとうございました。
「食べログ.com」URL
http://tabelog.com/
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